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ワーキングメモリを訓練する?

2023/05/13

日本橋

ワーキングメモリとは「作業に必要な情報を、一時的に保存し処理する能力」と言われています。例えば、工作の手順を覚えてその手順通りに制作していくときにワーキングメモリが使われています。このワーキングメモリが弱いと、話を聞きながらメモを取ることが難しかったり、手順通りに工作が作れなかったりします。

また、学校などで「ランドセルから筆箱と教科書を出して、白衣を廊下にかけてから、ロッカーにランドセルをしまってください」などの、複数の指示を同時に出されたりすると指示内容を覚えておくことができず、どこかが抜けてしまうことがあります。

ワーキングメモリ自体を訓練する方法はまだ確立されていないと言われていますので、「さっき何頼んだっけ?」とか「頼んだことはホワイトボードを見てね」など、ワーキングメモリーの弱さを助けるような声かけや視覚的な支援を行うと効果的と言われています。冷蔵庫に、メモたくさん貼りたくなりますね。

文責:リニエシューレ 作業療法士 八重樫 貴之

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