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スタッフブログ
ハイハイは基本のキ
体幹が弱く姿勢保持が難しい、筆圧が弱い、お箸が使えないなどの困りごとの背景に、実は乳児期のハイハイが少なかったことが隠れていることがあります。ハイハイは、両手をしっかり開いて手のひらで自分の姿勢を支えています。手を交互に前に出すときに肩周りの筋肉が使われます。ハイハイの姿勢を保つために、腹筋もよく使います。したがってハイハイをしっかり行うことは、姿勢保持や手で物を操作する基本の身体を作っていることになるのです。
ハイハイをせずに10ヶ月くらいで立って歩いてしまったというお子さんによくお会いしますが、そういうときは「ハイハイしてなくて。。。」と不安になるのではなく、「足りなかったなら、今やろう!」とポジティブに捉えると良いと思います。リニエシューレのからだコースでは、四つ這いや高這い、手押し車などをスタッフと一緒に行っていくことで、性保持できる身体、道具をしっかり使うことができる手を育てていきます。
文責:リニエシューレ 作業療法士 八重樫 貴之