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お家の遊びの中にビジョントレーニングを取り入れよう!

2023/12/09

日本橋

現在、子どもたちの遊びは主に「ゲーム」になり、眼球を積極的に動かす機会が減っています。スマホやゲームの画面を長時間見続けることで、ピント調節機能に異常が生じ、また急性内斜視のような症状が現れる可能性があります。

ピント調節機能の低下は手元がぼやけたり、適切な距離を測れずにボールを取りこぼしたりするなどの支障を引き起こします。眼球の運動は前頭葉で制御されており、前頭葉は思考、自発性、感情、性格、理性を司る領域です。スマホやゲームの長時間の使用は、これらの要素にも影響を及ぼすとされています。

日常の遊びにビジョントレーニングの要素を取り入れる方法はいくつかあります。少し前まではトランプやオセロ、あやとり、折り紙、塗り絵など、目と手を連携・協応させて楽しむ遊びが主流で、子どもたちはこれらの遊びを通じて視覚機能を発達させていました。

アナログゲームはルールを理解し、実際に操作し、覚え、迅速に判断し、次に何が起こるのかを推論するため、眼球運動だけでなく視覚認知機能の発達も期待できます。例えば、トランプの「神経衰弱」はワーキングメモリーを使い、「スピード」は思考・判断・操作の速さを競うため、処理速度の向上も期待できます。

他にも自宅で簡単にできるトレーニングもあります。例えば、机とビー玉を使って、子どもに紙コップやお玉、小さい箱などを両手で持たせ、机の端に立たせます。反対側の端からビー玉を転がし、子どもにはそれをキャッチさせるといった遊びです。箱の大きさやビー玉の数・スピードを変えることで難易度を調整できます。

ビジョントレーニングは、何よりも子どもたちが楽しみながら継続できることが大事です。

ぜひご家族と楽しみながら取り組んでみてください♪

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